2012年7月24日火曜日
リフォームの見積りにある「材工」や「材工共」とは?
リフォームの見積りをみると、「材工」とか、「材工共」といった用語を目にすることがありますね。
「材工」は「ざいこう」と読みます。同様に「材工共」は「ざいこうとも」と読みます。
どちらも、材料費(材料代)と工事費(工賃)とを足しあわせた価格、という意味で使われる建築用語です。
材料費は、読んで字の如く、資材や設備製品といった材料のみの価格です。
一方、工事費は、壁紙をはったり、設備を設置したり、大工工事をしたりといった、「手間」にかかる費用です。工賃ですね。
工事費は「手間」なんて呼ばれることがありますから覚えておいてください。
この2つを別々に表記するのではなく、足しあわせて一括して表記してあるのが、「材工/材工共」というわけです。
たとえば、壁紙張り替え工事を例にとると、
材料費と工事費を別々に書く場合の見積りは、
・材料費 5万5千円(壁紙代、のり代等)
・工事費 4万2千円(古い壁紙を剥がす作業代、パテで下地を整える作業代、新しい壁紙を貼る作業代等)
となり、
材工共と表記する場合の見積りは
・クロス張り替え工事 9万7千円 材工共 (上記を全て含んでいる)
ということになります。
一軒、シンプルで見やすい印象を受ける「材工共」の見積りですが、
内訳を知りたい(材料費と工事費がそれぞれいくらになっているのか知りたい)と思ったら、
遠慮なく、見積りを出したリフォーム業者や工務店に聞いてみることをおススメします。
以上、材工共の説明でした。